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農業ジャーナリスト賞
 
概  要
 
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受賞作品
 
 問  合  せ
 
 

第25回農業ジャーナリスト賞受賞作品

 
 
   
   
 

 農 業 ジ ャ ー ナ リ ス ト 賞 

 
     
 

 漁場が消える-三陸・マグロ危機

河北新報社
 

 資源の減少や国際的な漁獲規制の強化など、マグロを取り巻く環境が厳しくなる中で、マグロの構造的な危機を通して漁業全体、さらには地域全体の衰退につながる現状を、圧倒的な取材力で実態検証することで明らかにした。とりわけ、世界的な水産資源の争奪戦の中、漁船に乗り込んでのルポ、三陸地域と海外4カ国のルポを通して、漁船漁業とそれを支える地域機能が持つ価値を指摘、再評価し、水産物供給の安定に不可欠な漁業地域の存続を訴えたことは特筆される。

     
 

 農は国の本なり

中日新聞社
 

 2008年のリーマン・ショックを受け、工業偏重の戦後政治に警鐘を鳴らし、農業再生の道筋を具体例で示して、雇用問題の解消をも見出そうと、他メディアに先駆けて提言した連載シリーズ。「農」と「雇用」のリンクは、トヨタが本拠を置く東海地方の主読紙ならではの着眼点といえよう。トヨタの城下町で、工業偏重がもたらした矛盾や農地の転用問題、農業土木の実態など、タブーと言われた問題に、真正面から取り組み、報道したことは評価される。読者の反響も多かった。

     
 

 朱鷺(トキ)の国から

新潟日報社
 

 「トキ放鳥」を通して、過疎高齢化が進む佐渡島の苦悶と挑戦、農村の課題を追い、今日、我々が直面する根源的課題に迫った力作。休耕田を餌場として再生する農業現場の動きや、産業の創出を模索して、生き残りを探る佐渡島を掘り下げた。トキの知られざる生態を追い、地域社会の構造、地域産業、国と地方の関係にも多面的な光をあて、荒廃が進む里山の環境にも迫るなど、問題の根深さをとらえた骨太な連載になっている。丹念な取材に好感がもてた。トキを見つめる目が暖かく、写真もよく撮れている。

   
 

 田んぼは僕らの教室だ!

山形放送
 

 有機農業の里として知られる山形県高畠町の二井宿小学校(全校児童68人)ぐるみの「食農教育」の取り組みを、数ヶ月にわたり丁寧に取材し、苦労の末に米や野菜が実り、収穫を喜び、給食で食べるまでの子ども達の成長を記録した映像である。地元の農家や父兄らの支援を受けながら、春先の種まき、苗の植え付け、真夏の雑草とり、害虫の駆除など、農作業に奮闘する児童と校長、教師たちの姿をなんの気負いもなく、自然に撮っており、子供たちとの交流を楽しく描いた作品に仕上がった。